オンサイト自家消費型太陽光

自家消費型太陽光発電システムとは、太陽光で発電した電力を電力会社に売電せずに、工場や店舗など事業所内の自社設備で電力を使用するシステムです。発電した電力をすべて電力会社に売電する「全量売電型」と異なり、自社で発電した電気を自社で消費することで、電力会社から購入する電力を削減し、電気料金を削減します。

自家消費型太陽光で発電したクリーンな電力を自社の使用電力に充てることで、自社のCO2排出量を削減するだけでなく、電気代の削減に繋がります。また、非常用電源にもなるため、BCP対策にも貢献します。中小企業の場合は、「中小企業経営強化税制」が活用できるため、節税にも繋がります。

ESG、SDGｓ、RE100など、環境面への投資や取り組みが世界的に注目されている中で、クリーンな電気を使用することができます。さらに、CO2排出量を大幅に削減することが可能です。

太陽光により発電した電気を自社内で使うことで使用電力量の大幅な削減につながります。年々電気代が高騰する状況の中で、太陽光自家消費(＋蓄電池)による電気代削減効果は大きくなります。

中小企業の場合は「中小企業経営強化税制」が活用でき、導入費用の「100％即時償却」か「10%税額控除」が適用できます。企業にとっては節税メリットを享受できます。また、補助金と併用も可能で初期投資をおさえることができます。

大地震や自然災害による「停電」の際も、自家消費型太陽光を活用することで、長期間電気を自ら供給することができます。社員の安全、さらには地域住民に対して大きな「安心」を提供することができます。

自家消費型太陽光の導入により、下記のようなCO2排出量の削減効果や、電気料金の削減が期待できます。
補助金を活用することで、さらに投資回収を早めることが可能です。

※年間削減電気代については、100％自家消費した場合の計算（休日、稼働時間を考慮しない年間発電量ベースでの算出）
※CO2排出係数：0.000457 t-co2/kWhとして算出
※上記図はあくまでイメージです。
業種設備規模	屋根面積	太陽光容量	年間発電量 (kWh)	年間CO2 排出削減量 (t-co2)	年間削減電気代 (100％自家消費)	太陽光設置費用	単純投資回収
食品卸売業	12,000㎡	1,000kW	1,050,000	480	1,780万円	1.5億円	8.42年
冷凍冷蔵倉庫業	6,000㎡	500kW	520,000	238	750万円	8,000万円	10.7年
生産工場	40,000㎡	3,600kW	3,700,000	1,691	5,400万円	5億円	9.26年
冷凍冷蔵運送業	2,500㎡	200kW	211,000	96	340万円	3,200万円	9.41年