※「不」とは、「不安」「不幸せ」「不健康」「不快」「不平等」等のこと。
SDGsとは、国際連盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標で、「Sustainable Development Goals (持続可能な開発目標) 」の略称だ。
「持続可能な」には、「世のため、人のため、私たちのため、子孫のため」という意味が含まれる。
そして、SDGsの理念は、「Leave No One Behind.(誰一人、置き去りにしない)」だ。
そのテーマは大枠で3つあり、ひとつは「貧困や健康、教育」、ひとつは「エネルギーや働きがい、経済成長」、ひとつは「気候変動や環境問題」となっている。
中枠の目標(Goals)は17あり、小枠として169の行動指針がある。
私たちは、17の目標(Goals)の内、12に特化する。
私たちは本日、ここに、『SDGs宣言』を発し、日本の中小企業として、「持続可能な開発目標」に機能していくことを約束する。
2021年8月11日
吉岡興業株式会社
代表取締役 吉岡 洋明
SDGsは、2015年9月に国連本部で採択された、より良い未来のための17のゴール(目標)と169のターゲットのこと。国連では以下のように紹介しています。
「持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは、すべての人々にとってよりよい、より持続可能な未来を築くための青写真です。貧困や不平等、気候変動、環境劣化、繁栄、平和と公正など、私たちが直面するグローバルな諸問題の解決を目指します。SDGsの目標は相互に関連しています。誰一人置き去りにしないために、2030年までに各目標・ターゲットを達成することが重要です。」
(国土緑化推進機構発行『SDGsハンドブック』より)
SDGsの17の目標を俯瞰すると見えてくることがあります。たとえば、「働きがいも経済成長も」(目標8)を実現するめには、最低限、人々が毎日の食事をとれて(目標2)、健康な(目標3)社会でなければなりません。そのためには、気候変動が緩和され(目標13)、水の循環が改善されて誰もが安全な水にアクセスできるようになり(目標6)、森を含む陸上の生物多様性(目標15)や、海の生態系が保全され(目標14)、陸と海から様々な食料資源をいただくことが必要です。
つまり、17の目標の中でも、環境に関わる4つは一番下から「社会」と「経済」を支えていると言えます。生物と生態系、この「自然資本」は未来を支える基盤なのです。
(国土緑化推進機構発行『SDGsハンドブック』より)
SDGsが社会的な関心を呼ぶに至っている要因の一つは、企業がSDGsへの取り組みを強化していることにある。なぜ企業がSDGsなのか。それは、目標8に「経済成長」が書き込まれていることが直接的な理由ではある。それまで、持続可能な開発というと、どちらかというと環境面の持続可能性が強調されるあまり、対応が経済的にはコストになるという印象を生むことが多々あった。SDGsはその様な動きとは一線を画し、環境や社会の持続可能性と同等に、経済の持続可能性が重要だと説くからである。
しかしそれだけではない。企業においても、社会的課題の解決が企業活動の本業に大きくかかわり始めているいう現状が、この動向を後押しする。そしてその理由には、リーマンショック以降、企業の価値が、金銭的な価値で測ることのできる財務的要素だけでなく、お金では測れない、非財務的な要素によって決まるようになっているという変化がある。つまり、社会課題を解決することが、企業の価値自体を高めることにつながっているのである。
年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が2019年初頭に実施したアンケート調査によれば、東証一部上場企業で「SDGsへの取り組みを始めている」企業は45%であり、取り組みを検討中という企業39%を加えると、実に80%以上の企業がSDGsに取り組み始めている。前年の調査ではそれぞれ24%と40%で、合計64%だったことと比べると、この一年間の取組状況の大幅アップには目を瞠るものがある。同アンケートによれば、認知度は96.7%と、ほぼ100%に達しているところを見ると、もはやSDGsは企業人の常識だといってよい。
(蟹江憲史著『SDGs』中公新書より)
“吉岡興業”は善き企業市民として、経営理念にある『人類・地球・宇宙の発展と調和に寄与してゆく』を世に顕現させるために、『世のため、人のため、私たちのため、そして子孫のため』に、2030年までに達成すべき「より良い未来のための17のゴール(目標)」のうち、12の目標達成に機能します。
『Leave No One Behind.(誰一人、置き去りにしない)』を合言葉に。
目標3:あらゆる年齢の全ての人々の健康的な生活を確実にし、福祉を推進する
目標4:すべての人々に、だれもが受けられる公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する
目標5:ジェンダー平等を達成し、すべての女性・少女のエンパワーメントを行う
目標7:すべての人々が、手頃な価格で信頼性の高い持続可能で現代的なエネルギーを利用できるようにする
目標8:すべての人々にとって、持続的でだれも排除しない持続可能な経済成長、完全かつ生産的な雇用、働きがいのある人間らしい仕事(ディーセント・ワーク)を促進する
目標9:レジリエントなインフラを構築し、だれもが参画できる持続可能な産業化を促進し、イノベーションを推進する
目標11:都市や人間の居住地をだれも排除せず安全かつレジリエントで持続可能にする
目標12:持続可能な消費・生産形態を確実にする
目標13:気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を実施する
目標14:持続可能な開発のために、海洋や海洋資源を保全し持続可能な形で利用する
目標15:陸の生態系を保護・回復するとともに持続可能な利用を推進し、持続可能な森林管理を行い、砂漠化を食い止め、土地劣化を阻止・回復し、生物多様性の損失を止める
目標17:実施手段を強化し、「持続可能な開発のためのグローバル・パートナーシップ」を活性化する