工場のエア配管についてご紹介していきます!
「工場のエア配管工事の施工の流れについて知りたい」
「エア配管工事を依頼する業者の選び方が知りたい」
このようなお考えをお持ちの方向けに、この記事では、エア配管工事の施工の流れとポイント、業者選びのコツについてご紹介します。少しでも興味のある方は、ぜひ参考にしてください。
1.エア配管工事の施工の流れについて
施工の流れを知ることは非常に大切です。
ここからは、エア配管工事の施工の流れについてご紹介します。
エア配管工事は基本的には3つの工程で行われます。
*材料を現場に搬入する
使用条件に合った材料を選び、機材と共に現場へ搬入します。
搬入時に置き場所に困らないように、事前に資材置き場を確保しておくことは必須です。
搬入の際には、資材置き場からはみ出ないように置いていくことを心掛けてください。
*配管する箇所を特定する
図面を見て、配管する箇所を特定します。
配管を取り付ける部分の寸法を測定し、採寸後は配管を曲げる角度を計算します。
事前に、配管の展開図から角度計算を済ませておく場合もあります。
配管の位置として適切なのは、将来、点検や修理、取り換えが簡単に行える場所です。
他の設備と関連する工事の場合は、事前に他の関係施工会社と打ち合わせをしておく必要があります。
*パイプを切断する
必要寸法や管径を確かめ、配管パイプを切断します。
現場で切断する際、配管の切り寸をさらに計算したり、配管材を再加工して調節したりすることもあります。
そして、切断した管を溶接やねじ込みなどで接合します。
ねじ込み式の場合では、シール剤の塗布や手によるねじ込み、又はパイプレンチで締める作業等をする必要があります。
締め付け時には、配管の外面を損傷させないように注意して行います。
管を接合後、支持金具の取り付け、スリーブの埋め込みなどをして、固定します。配管の設置が完了したら、圧力試験をし、漏れがないかを確認します。
以上、エア配管工事の施工の流れを説明しました。
2.エア配管工事のポイントとは
エア配管工事の施工の流れについて説明しましたが、この工事を行うにあたってのポイントについても知っておく必要があります。そこで、ここではエア配管工事のポイントについてご紹介します。
エア配管工事の良し悪しが、工場のエア供給を左右します。機械類の可動不安定につながることもあるので、充分注意してください。
*乳濁液が主管から枝管に入り込まず排除できる配管方法とする
ポイントの1つ目は、乳濁液が主管から枝管に入り込まず排除できる配管方法とすることです。これには以下の3つの方法があります。
・配送主管に空気の流れ方向に傾斜を持たせる(1mにつき1cm程度の傾斜)
・配送枝管は配送主管の上部に設ける
・低い箇所や配管末端部には排水用ユニットを取り付ける
*配送枝管と空気圧機器との接続を考える
2つ目のポイントは、配送枝管と空気圧機器との接続について考えることです。
以下の点に注意してください。
・振動を生じる配管状態の場合は、鋼管や銅管は避け、ゴムホースやナイロンチューブなどの弾性チューブを使用し、空気圧機器へのダメージを回避する
・継ぎ目の数を出来るだけ少なくし、配送枝管全体の信頼性を高める
・空気圧機器とフィルター、ルブリケーターの設置距離は5m以内にする
・空気圧による配管からの予期せぬ力が空気圧機器に作用しないように、配送枝管は独立して固定させる
エア配管工事時の2つのポイントについてご紹介しました。
この2つのポイントはしっかりと押さえておいてください。
3.エア配管工事を依頼する業者選びのコツとは
ここからはエア配管工事を依頼する業者選びのコツについてご紹介します。
*技術力がある業者を選ぶこと
技術力がある業者に依頼することで、配管工事の出来は良いものとなります。建設業法の取得はもちろんのこと、業者に管工事の国家資格者が在籍しているか等もチェックすべきポイントです。
*柔軟な対応をしてくれる業者を選ぶこと
急なアクシデントが起こる場合もあります。その際に、施工工事に立ち会っている業者が、その場で、工期の変更や工事量の変更、職人数の変更ができる体制なのかも、業者選びの基準にしてください。
*信頼できる業者を選ぶこと
顧客の気持ちに寄り添って、丁寧に説明をしてくれる業者がおすすめです。
予算やニーズに合った工事を提案してくれるということも大切な判断基準です。
無理やりオプションをつけてくるような業者とは、お付き合いされないことが望ましいです。
4.まとめ
今回は、エア配管工事の施工の流れとポイント、業者選びのコツについてご紹介しました。
“配管コージロー.com”を運営する吉岡興業(株)では配管工事の他にも、工場施設や設備・機器のメンテナンス工事も受託しています。ご興味のある方は、ぜひご相談ください。