生技のミカタニュース

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設計技術担当者様や生産現場の技術担当者様向けに、機械加工・FA技術・工場施設工事・メンテナンスに関するその時々で旬なコストダウン技術情報を掲載しています。
多くのお客様から「工数やランニングコストの削減につながった!」「こんな便利なものがあったのか!」など、大変好評をいただいております。
726.自動倉庫の新設はお任せください!

※実際の写真ではありません。

半年ほど前、お客様から自動倉庫の案件で声を掛けていただきました。翌週にパートナーメーカーと同行しお客様の構想をお伺いいたしました。お客様からは部長課長クラスも含めて7名の方が参加され本格的な打ち合わせとなりました。15トンの収納能力のある自動倉庫がご希望で、競合メーカーからは納期が10ヶ月かかると言われているようでした。ただ仕様はまったく決まっていないとのことだったので、私たちとして はスピード重視で商談を進めていくことにしました。この1回目の商談の3日後、メールで叩き台としての見積もりを提出し、私たちの構想をお伝えしました。その1週間後の2回目の打ち合わせで、先日ご提出した叩き台としての見積もりとお客様の構想とのすり合わせを行い、お客様のご要望にお応えするには市販品にはないコンテナが必要となることや、収納能力15トンにこだわる場合高さが12メートルになってしまうので設置自体が難しくなることが見えてきました。予算をお聞きし、納期もできる限り最短で頼むと言われました。3回目の打ち合わせでは、概略の図面も付けての概算見積もりを提出しました。一パレット60キロでは自動倉庫が大きくなりすぎるので一パレット80キロで見積もりをやり直すことになりました。お客様の安全規格に準拠するために、安全装置や安全柵等の細かな仕様についても打ち合わせすることができました。その後1ヶ月はお客様ご担当者様と概略の図面を見ながら連絡を取り合って、列数段数の変更、パレットを木製にするか鉄製にするか、製品取出口の安全対策等々について詰めていきました。そして声を掛けていただいてから2ヶ月半で、本格的な計画仕様書と精度の高い見積もりを提出することができました。これをお客様のほうで揉んでいただいてから、最終仕様詰め商談を行うことになりました。最終仕様詰め商談では、お客様から、自社の生産管理システムと今回の新規自動倉庫を同期させバーコードを読むと品名とロット番号を検索出来るようにしたいとのご要望が出てきました。同期させることは可能でしたが、残念ながら、納期と予算の都合上断念せざるを得ませんでした。自動倉庫の仕様は、一パレット120キロ、6列10段に決まり、パレットや間仕切りの別作対応について、自動倉庫を防炎シートでカバーできるかについて、別の設備を設置してからでもスペース的に自動倉庫の設置工事は可能かどうかについて、労基署への設置報告書の件について、日次月次年次点検について、教育について等々、お客様がされたいこと気になることについて、ひとつずつ即座に打ち合わせの場を設けて対応させていただきました。途中まで見え隠れしていた他社メーカーも、私たちが最終見積もりを提出する頃には、私たちの対応スピードについてこられずいなくなり、大型案件にも関わ らず特命でご注文をいただけることになりました。お客様からは、「度重なる仕様変更にもよくついて来てくれたね。納期についても出来る出来ないをはっきりと言ってくれていたので、こちらとしても安心して打ち合わせが出来たよ」と高評価のお言葉をいただくことができました。



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