A社様から、「健康増進法の改正で受動喫煙防止が義務化されてるんだけれど、逆に喫煙者のための喫煙場所が明確にはないから、すぐにでも喫煙所を設置したいんだ」とのご相談をいただきました。
喫煙ブースメーカーと現地調査にお伺いすると、A社様が設置を予定されている場所は、人通りの少ない歩道の脇でした。「タバコの煙が建屋に入り込むのはダメだし、風向きを考えるとここに設置するしかないんだよなあ。すぐに設置したいんだけど予算取り出来ていないからコストもかけられないんだよ」とのこと。 「コストを抑えるのでしたら開放系屋外喫煙所ということになりますね。テラス屋根と横風対策仕様のサイドガードだけの簡易的なものでもよろしいでしょうか」とご提案すると、「それで充分だよ。あと、地面がアスファルトで軟弱なんだけれど、うまいこと設置出来るかな？ それともうひとつ心配なのは、ここの歩道が結構でこぼこしているから、雨が降った時に喫煙ブースの屋根から雨が落ちて水溜りが出来てしまうんじゃないかということなんだよね」とのご心配。「下がアスファルトであっても、アスファルトに穴をあけて、そこに支柱を埋め込んでコンクリートを流し込めば大丈夫です」とお答えし、続けて「水溜り対策としては、屋根に若干の勾配を設けて雨どいを這わせて、それを歩道とは逆側の排水溝まで持っていければ大丈夫ですよ」と、簡単な絵を描いてご説明いたしました。
これらの提案をご採用いただき、納期通り施工も終えることが出来ました。 A社様からは、「急ぎでこちらの満足出来る喫煙ブースを設置してくれてありがとう」とお褒めの言葉をいただきました。