生技のミカタニュース

生技のミカタ®ニュース

設計技術担当者様や生産現場の技術担当者様向けに、機械加工・FA技術・工場施設工事・メンテナンスに関するその時々で旬なコストダウン技術情報を掲載しています。
多くのお客様から「工数やランニングコストの削減につながった!」「こんな便利なものがあったのか!」など、大変好評をいただいております。
038.レーザーマーカーの導入なら、周辺機器も含めて全てお任せください!

※実際の写真ではありません。

先日、お客様から、「トレーサビリティ強化の一環で、製品の部品にQRコードを印字したいんだけれど、テストに付き合ってくれるレーザーマーカーのメーカーさんを教えてよ」とご相談をいただきました。
早速メーカー同行し、ヒアリング。お客様は、「レーザーでQRコードを印字したあと、ワークに表面処理をするから、印字が消えないように、それなりの出力でレーザー刻印しなきゃならないんだ。でも出力が高過ぎると印字に時間がかかり過ぎるんだよなあ」とのこと。早速デモ機をお客様のところに持ち込み、表面処理後も印字が消えない最低出力を探すテストを行いました。デモ機で鋳物部品や鉄製部品にQRコードを何十種類もの出力値でレーザー刻印し、それらを熱処理や高周波処理した後、スマホを使って読み取れるかのテストを行いました。四ヶ月にわたるテストの結果、表面処理後も印字が消えずに、一ワーク当たり4秒でレーザー刻印出来る最低出力値を見つけることに成功しました。
「レーザーの最低出力値に目処がついたから、今度はスマホではなくて、本格的なQRコードリーダーでテストしてくれないかな」 とのご依頼に対しては、こちらでコンパクトで軽量なQRコードリーダーを選定し、それを使った読み取りテストを行い、これにも成功いたしました。「レーザーマーカーの遮光カバーの製作や、レーザーマーカーに部品をセットする際に必要な治具の製作もお願い出来るかな」というご依頼もいただくことが出来、レーザーマーカー一台、QRコードリーダー一台、遮光カバー、治具を一式で受注いたしました。
お客様のトレーサビリティ強化の一環として初導入されたレーザーマーカー初号機は今、レーザー刻印前の部品を、その製造ラインからレーザーマーカーにセットするまでを自動化する計画が進行中です。



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