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私たちの会社は営業会社だ。私たちは全員、営業会社の社員なのだ。
製品をつくっている訳でも使っている訳でもない、ただお客様に私たちを選んで買ってもらっているだけの営業会社の社員なのだ。
営業会社は、関係各社の仕事を承ってゆくことで、その存在が許されている。
電話の主がお客様であろうと仕入先様であろうと、銀行様であろうと、彼らは私たちに用事があって電話をかけて来ている。
それを私たちが積極的に承ってゆくことで、彼らは再度私たちに電話をかけ直さなくても良くなる。彼らは彼らの用事を手放すことができる。
だから、営業部あてにかかって来た電話を経理部の社員が取ったとしても、営業会社の社員として電話に出ることは当たり前のことだ。
「いま、営業の山田はおりません・・・・」ではダメなのだ。「よかったら、お伺いしましょうか?・・・・」ではダメなのだ。
「代わりに私が承ります!」これが正解なのだ。
たとえ、電話の主が「じゃあ、またあとで電話しますよ。」そう言ったとしても、「代わりに私が承ります!」と言うべきなのだ。
また反対に、経理部あてにかかって来た電話を営業部の社員が取ったとしても、「いま、経理部の者が席を外していまして・・・・」ではダメだ。
「代わりに私が承ります!」これが正解なのだ。
繰り返すが、私たちの会社は営業会社だ。営業会社は、関係各社の仕事を承ってゆくことで、その存在が許されているのだ。