マネジメントメッセージ

マネジメント・メッセージ 2012年11月

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当たり前のことを当たり前にする。

これは右肩上がり時代の処世術だ。

右肩上がり時代に得た既得権益を守るだけなら、この処世術で良い。

しかしながら、私たちのいる機械工具業界は、今、右肩上がり時代ではない。

今、私たちがいるのは成熟期なのだ。

成熟期を生き残るキーワードは拡大だ。

町の薬屋、町の電気屋、町のレコード屋、町の商店街が消えたのは、当たり前のことを当たり前にしていなかったからではない。

成熟期に拡大を目指さなかったからだ。

全体のパイがちいさくなり、ちいさくなったパイの奪い合いに明け暮れる成熟期。

この成熟期にふさわしい処世術とはなにか?

それは前述した通り、拡大にチャレンジしてゆくことだ。

生き残りを賭けて、拡大にチャレンジしてゆく。

これは考え方ではなく、今という時代を生き残るための、本能レベルの感じ方だ。