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常に未来に<良いイメージ>を持ちつつ、<最悪を想定>してベストを尽くすということは、私たちビジネスマンにとって最も大切な資質だ。
<良いイメージ>を持つということと、<最悪を想定>するというのは真逆の思考だ。
想定を超える最悪の事象が長続きしないような状況であれば、このふたつの真逆の思考を両立することは難しくない。
問題は、想定を超える最悪の事象が長期に渡るような事態に陥ったときだ。
そんなとき、私たちは未来に<良いイメージ>を持てなくなる。
そして、心身ともにダメージが蓄積してゆく。
このような事態に陥ってしまったとき、私たちはどうしたら良いのだろうか?
私は墓参りをすることにしている。
お墓を磨き、掃除し、花を挿し、線香を焚き、ご先祖さまに思いっ切りすがってみる。
すると、<こんなことせんでも、ご先祖さまって、守ってくれとんねんな>とじわじわと思えてくるのである。
言葉にならない<良いイメージ>が仄かに見えてくる瞬間だ。