先日A社様から、「プレートの上に8列60段に整列させた小さなワークを釜に入れて熱処理をしているんだけど、熱処理でワークが縮んで出来たスペースに既に熱処理済みのワークを置いて次の工程に流していきたいんだ。何かいいアイデアある? 」とご相談をいただきました。「現状はどうされているのですか? 」とお聞きしたところ、「熱処理してワークが縮んで出来たスペースに、手作業で並べているよ。でも人間がやることだから、時間もかかるし、きちんと並べられていないんだ」とのこと。
「カメラとロボットを使った自動機導入で自動化し、きちんと並べられるようにしてはどうですか? 」とご提案すると、「自動化の検討はしたことがあるけど、ワークが小さくて特殊だから自動機では出来ないだろうと断念してたんだよ」とA社様。すかさず、「それでは一度作業を見せていただけませんか? 弊社はFA関係を非常に得意とさせて頂いておりまして、難しいテーマの自動機であっても精一杯ご提案させていただきます」とお伝えいたしました。「そこまで言うなら一度現場を見に来てくれよ」とご期待いただき、弊社パートナーと翌日同行し、<ワーク形状、寸法、材質、作業内容>の全てをヒアリング、自動機で自動化出来るかどうかを2週間かけて検証いたしました。その後、自動化出来ると判断し、テストユニットを製作し、その動画を見ていただきました。
お客様からは、「うまくいきそうだね」と言っていただき、更に細かいお打合せを経て受注となりました。A社様からは、「長年困っていたことが自動機で解決できたよ。ありがとう」とお褒めの言葉をいただきました。