私は普段あまりドラマを見ないのですが、第一話から最終話まできちんと観た数少ない作品の一つが、1994年7月6日から9月21日までフジテレビ系列で放送されていた『お金がない！』です。このドラマは、織田裕二さん主演で、2人の弟とともに極貧生活を送る主人公が、ひょんなことから一流企業に勤めることになり、次第に出世していくサクセスストーリーです。しかし、最終的に主人公はその企業を辞め、裸一貫で独立する道を選び、再び極貧生活に戻ることになります。幼少期の私は、「せっかく裕福になったのになぜ？」と疑問に思いながら観ていました。しかし、今振り返ると、ドラマのテーマは「お金よりも大切なもの」だったのかもしれません。それでも、私にとってはむしろ「お金の大切さ」を学ぶきっかけになった作品でもあります。機会があれば、ぜひ一度ご覧になってみてください。