マネジメントメッセージ

マネジメント・メッセージ 2025年4月(5/6)

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予期せぬ天候や社会情勢による納期遅延は、誰の非でもない。

しかし、それ以外の理由による納期遅延は、私たち商社自身、もしくは私たちのパートナー側、もしくはそのふたつのミックスによる途中経過報告の消失が原因である。

途中経過報告の消失は人災だ。

いよいよどうしようもなくなるまで、同僚、上司、会社に相談しない方々による人災が、納期遅延なのである。

いよいよどうしようもなくなって初めてしてくるような途中経過報告は、途中経過報告ではなく、最悪の最終結果報告だ。 途中経過報告のない方々は、「責任感がない」「仕事を軽く考えている」「プライドが高くて周りに相談できない」「仕事を勝手にひとりで抱えてふたをしてしまう」「問題が発覚して怒られるのを嫌がる」「なんど指導しても同じあやまちを繰り返す」、はたまた「恨みでもあるのか」等々、周りからいろいろな言われ方をするが、要は彼らには、後回し癖があるに過ぎない。

生じた問題を後回しにしているとどうしようもないことになる可能性がある場合、それに恐れおののいて、脳内にドーパミンが出て、いてもたってもおられず、たいていのひとは周りに相談してしまう。

しかし、後回し癖のあるひとは、どうしようもないことになるといった状況が考えられる場合でも、脳内に、適切な時に適切な量のドーパミンが出ないため、後回しにしても平気で、夜も熟睡してしまう。

ドーパミンの出がよくない方々は、もう二度とこんな迷惑はかけたくないと、しっかりと反省して行動を変えていくことが出来ず、おなじ失敗を繰り返す。
そして周りから、遂には「恨みでもあるのか」とまで言われてしまう。

そういう方々のアラームに、私たちはなっていく。

そういう方々の心を傷つけないように気を配りながら、なにか問題を抱えていないか探っていく。

私たちは、よきに計らえと大物ぶることはしない。

大丈夫か、ほんとうに大丈夫かと、世界一心配性な小物として、彼らのアラームとなり、彼らが問題を抱えていないか探っていく。

それが一緒に仕事をする仲間としての絆であり、納期遅延という人災を防ぐ唯一の方法であると確信している。