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みんなが生き生きと成果をあげ結果を出し、平和に楽しく仕事ができる会社を目指している。そのボトルネックは能力だと思っていた。だからどんなレベルの能力の方であろうと、成果をあげ結果を出せるさまざまな武器と体制を整えてきた。それでもまだまだみんなが平和に楽しく仕事ができる世界にはいたっていない。そこで、最大のボトルネックは『自覚』なのではないかと思うようになった。
『自覚に勝る教育なし』という箴言は、トラスコ中山の社長の言葉だ。『自覚』によってひとは、成果をあげ結果を出し、成長するということだ。『自覚』とはなんだろう。『自覚』をしらべると、『自身の在りかたを反省し、自身の置かれている状態や自身の能力、自身の価値、自身の使命を認識すること』とある。
①.反省する。
↓
②.自身の状況を認識する。
↓
③.自身の能力を認識する。
↓
④.自身の価値を認識する。
↓
⑤.自身の使命を認識する。
このプロセスを経ると『自覚』が生まれるという。そうであるならば、『自覚』の最大の敵は、おそらく『慢心』だ。『慢心』しているようだと、①の反省や、②の状況の認識や、③の能力の認識について、冷静に、客観的に、自身を省みることなどできるわけがないからだ。
仏教用語に『七慢』という言葉がある。ひとは誰でも以下の七つの『慢心』を持っていて、それに気づけるかどうかが悟りの境地への大きな一歩なのだ。以下の七つの『慢心』のうち、自身に該当するものがあれば、つまり、それに気づけていれば、『自覚』の境地に近づけているということだ。逆に、「該当するものがない」と言うひとは、おのれの『慢心』に気づけていないことになり、『自覚』の境地はまだまだ遠いということだ。
『慢心①.慢(まん)』自分は他者と同じくらい優れている、もしくは、他者より優れているとうぬぼれる心。
『慢心②.過慢(かまん)』自分より優れている他者と同じくらい優れている、もしくは、自分と同じくらいの他者より優れているとうぬぼれる心。
『慢心③.慢過慢(まんかまん)』自分より優れている他者より優れているとうぬぼれる心。
『慢心④.我慢(がまん)』自分に執着し、自分が優れていると思い、他者を軽んじる心。*現在一般的に使われている「我慢」とは真逆の意味だが、「我慢」の語源がこれ。
『慢心⑤.増上慢(ぞうじょうまん)』いまだ悟りを得られていないのに、自分は悟ったとうぬぼれる心。
『慢心⑥.卑慢(ひまん)』自分より遥かに優れている他者より、わずかしか劣っていないと思う心。
『慢心⑦.邪慢(じゃまん)』間違ったことをしても正しいことをしたと言い張り、徳がないのに徳があると思う心。
ちなみに私は、①の『慢』、④の『我慢』、⑦の『邪慢』に該当する。みなさんはどうだろうか?