私たちは５１年前の私たちではない。私たちはいまや、戦える集団だ。

１９７１年の夏、私たちの売上の半分以上のお客様を奪って、当時営業部長の立場にあった男が独立した。
創業者から直接聞いた話によると、その男は主要な仕入先様に、じぶんがいなくなれば吉岡興業はきっとつぶれるから、じぶんたちの会社を後押ししたほうが良いですよ、と吹聴し倒していたという。
その男の会社が、今、私たちのいちばん大切なお客様で、私たちのいちばん大切な仕事を、無茶苦茶な安売りで破壊している。
その仕事は、彼の会社が得意とするような物販商売ではなく、技術的な商談を積み重ねることが必要な仕事だ。
そこに、価格が安いかどうかだけの物販商売を持ち込んで来たのだ。
私たちが誇りをもって、幸福を感じながら、世のため人のためにさせていただいていた技術営業に、彼らは物販という汚染爆弾を落としてきたのだ。
汚染されたそこでは、もう誇りある仕事を二度とすることが出来ない。

今の私たちは、５１年前の私たちではない。 戦うことの出来る集団だ。
それでは、今、私たちは、何をすることで、この逆境と戦うのか？
それは、この３つだ。
「新規開拓」であり、「新規パートナー探し」であり、そして、「議事録を必要とする商談」だ。