運命学の師 唐土先生がおっしゃるように、じぶんを他とくらべる時代は終わった。これから始まる時代が、「じぶんはじぶんと開き直る時代」という意味ではない。「じぶんがどのようにして他に喜ばれると楽しいのかという理想を持つ時代」が始まったのである。

私たちには、「設備や工事・メンテでお客様にお役立ちし喜ばれることが楽しい」という理想がある。物販で安売りしてお客様に一時的に喜んでもらったとしても、私たちも競合他社も仕入先様も楽しくはない。安売り競争の挙げ句、お客様だって、適正価格がわからなくなり、疑心暗鬼に陥ってしまっては楽しくはないだろう。

唐土先生が指摘された大谷翔平のひとこと「憧れるのはやめましょう」は、じぶんを他とくらべる時代の終わりを私たちに告げた。私たちはもはや、じぶんを他とくらべて、他に憧れている場合ではないのだ。他に憧れるのではなく、じぶんがどのようにして他に喜ばれるのが楽しいのか、嬉しいのか、そういった理想を持つことが大切な時代になったのだ。