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テキトーなことを言ってそれを指摘されて、「まちがえてました」と言っているようでは、彼のテキトーな生き方は改まらない。彼はまちがっていたわけではない。テキトーなことを言っていただけだ。だから、彼が発するべきは、「まちがえてました」ではなく、「金輪際テキトーなことは言いません」だ。
上司から指導されて、「はい」だとか「すみません」としか言わないひとがいる。「はい」や「すみません」という言葉は、彼を事象の傍観者にしていく。彼が発するべきは、「はい」でも「すみません」でもなく、「金輪際◯◯しません」「今後は必ず◯◯します」、そういった覚悟だ。
何度もおんなじことで指導を受けているひとを見つめていると、悲しくなる。彼は先祖代々からの因縁によって、今生でおんなじ過ちを繰り返しかさねているのかも知れない。言い換えれば、それは彼の先祖からの、SOSなのかも知れない。「頼むからこの因縁を、今生で切ってやってください」という先祖の声なき声が聞こえてくるようだ。これが悲しみでなくて、いったい悲しみとはなにを指す。