私たちの宇宙の中心はお客様である。何があろうとそれは変わらない。お客様があってこそ、集まってくれた社員であり、仕入先様であり、関係各社なのである。だから、私たちの４つの強みのなかでも筆頭は、「お客様が大手であること」になる。お客様が大手だから、大手の仕入先様にも優遇されるのである。

この強みがあまりにも強過ぎたため、かつてはこの強みが、会社にマイナスの影響を与えていたこともある。いつも私たちを必要としてくださるお客様が大手で、いつも私たちに親切にしてくださる仕入先様も大手なので、私たちのなかには、勘違いを起こすひとがいたのである。そういう民度の低い人間を増長させるほど、「お客様が大手であること」という強みは強烈なのだ。 勘違いほど恐ろしいものはない。それは他者からみれば単なる虚勢に過ぎない。勘違いは、勘違いした本人の成長をストップさせ、せっかくの能力を劣化させていく。かつて私たちのなかにいたカッコ悪すぎてたまらないそういった方々みたいに、私たちはなりたくない。