イヤな匂いがしても上司に相談せず、やがておおごと化させてしまうひとは、おなじようなことを何度も繰り返す。 そのそもそもの原因は、彼らの怠慢によるものが１００％だ。

さらに、その怠慢を心配して、お客様や仕入先様や同僚がアラームをかけてくれても、彼らが何も行動を起こさないことも、１００％だ。

だから、お客様や仕入先様や同僚のアラームも、彼らの改善にはつながらず、ついにはおおごと化し、トラブルとなる。

パワハラ防止措置法施行のこのご時世、トラブルを起こした社員に対して、上司は強く指導することが出来ない。

過去のトラブルを持ち出して指導することも出来ない。

上司は気苦労をかさね、トラブルを収束させるための行動を取ることしか出来ない。

そして、上司がしてくれたことなど、彼らはすぐに忘れてしまって、また同じようなトラブルを起こす。

こう書くと、「上司になんかなるもんじゃないな」と思う方もおられるかも知れない。

でも冷静に考えれば、他者に迷惑をかける人生より、「尽くし損・働き損」に徹する人生のほうが、幸せなのではないだろうか。