マネジメントメッセージ

マネジメント・メッセージ 2021年8月(5/9)

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誰にでもなにかしら出来ないことがある。
それが出来て当たり前の部類に入るようなことであっても、そのことについて何年も注意指導を受けているにも関わらず身に付いていないのであれば、彼がそれをいずれ出来るようになる可能性はちいさい。

だから、出来るようになれないことがあるひとは、そのことで不毛な努力などしなくていい。
その代わり、周りに助けてもらうことに集中するのだ。
その際、彼にとって大切なこととは、「今出来ないことを、いつか自発的に出来るようになろう」と思うことではなく、今自分を助けてくれている周りに感謝し、ただちに自分の得意分野で報恩することだ。
自分が今まさに周りに助けてもらっている最中に、「今出来ないことを、いつか自発的に出来るようになろう」と思いながら助けてもらっているようでは、彼は周りに対する感謝がタイムリーに出来ていないだろう。
助けてもらっている最中は、助けてもらっていることに集中する。そして感謝の念を伝え、報恩する。

誰にでもなにかしら出来ないことがある。
出来るようになれないことがあるひとは、周りに助けてもらう。
そして自分を助けてくれている周りに感謝し、ただちに自分の得意分野で報恩する。
世の中はこんなふうに回っている。
そこに棹さすような不毛なことを、私たちはしない。