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<ヘルパー制度>は、別名渡り鳥制度とも呼ばれている。
本来、渡り鳥には餌を与えてはならない。渡り鳥が餌を与えられることに慣れてしまうと、自分で餌を捕ることが出来なくなり、次の居留地で餓死してしまう恐れがあるからだ。
しかし、<ヘルパー制度>では、〈一生面倒をみる〉という思いを大前提に、助けが必要な仲間の代わりに、彼が苦手なことを全てやってあげる。もしくは、彼が苦手なことをやり終えるまで見届けてあげる。
今出来ないことがある彼に、それをいずれ出来るようになってもらおうと指導していると、指導しているほうもされている彼のほうも、心や精神に相当なダメージが残る。
ふたりにとって、これは幸福ではない。
だから<ヘルパー制度>、渡り鳥制度なのだ。
仲間が出来ないことは仲間が助ける。助けられたかたは助けてくれたかたに感謝し、自分の得意分野で報恩する。
しかしこの制度では、気を付けなければならないことがある。
それは渡り鳥にたとえるならば、渡り鳥への餌のあげ方だ。
仲間を助けるとき、その助けかたに、温かみや優しさがあるかどうか。
餌を渡り鳥の顔に投げつけるようにあげてはいないか。 ため息まじりに淡々と餌をあげてはいないか。
助ける側は、助けられる者が彼の得意分野で報恩してくれる様を想像し、それを純粋に楽しみとしていることを、彼に伝え忘れのないようにすることが大切だ。