マネジメントメッセージ

マネジメント・メッセージ 2021年6月(4/10)

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私たちは緊急事態宣言等の理由でもない限り、お客様とメーカー様との商談にはかならず同席する。zoomを使うことでも同席出来るし、自分の代わりにほかの社員を同席させることも出来る。私たちは、そういう誠実さや真面目さを売りにした会社だ。

以前お客様から、「今、直接メーカーさんと商談している設備案件があって発注しようと思っているんだけど、うちとそのメーカーさんとのあいだに入ってくれないかな?」とのご依頼があり、あいだに入らせていただいたことがある。
そのとき私たちが犯した失敗は、そこまでお客様とメーカー様がしてきた商談の内容を把握せずに、あいだに入らせていただいてからの商談のみを把握して、仕事をした気になっていたことだ。
その設備を設置後、いざ動かそうとすると、動かすことが出来ないことが発覚した。私たちはお客様に、納期遅延というクレームを発生させてしまったのである 。
私たちがあいだに入らせていただく前の商談で、一等最初に決めておくべき寸法について、両者の間に食い違いがあり、それが設置後に露見したのだった。
結局、その設備は作り直しされ、メーカー様からは150万円の追加請求があり、お客様からはその費用を突っぱねられてしまった。

この失敗を通して私たちは、『お客様から、メーカー様とのあいだに入ってくれと頼まれた場合、そこまでの議事録をすべてもらい、お客様とメーカー様と私たちでその議事録をおさらいする。それが出来ない場合、あいだには入らない』というルールを決めた。
しかしながら、このルールも、『100-1=0の法則』の通り、私たちのなかで一人でもそれを行わない社員がいれば、私たちは、 『お客様から、メーカー様とのあいだに入ってくれと頼まれた場合、そこまでの議事録をすべてもらい、お客様とメーカー様と私たちでその議事録をおさらいする。それが出来ない場合、あいだには入らない』ということが出来ていない会社だということになる。
そもそも私たちは、緊急事態宣言等の理由でもない限り、お客様とメーカー様との商談にはかならず同席する。zoomを使うことでも同席出来るし、自分の代わりにほかの社員を同席させることも出来る。私たちは、そういう誠実さや真面目さを売りにした会社だ。