攻める経営と守る経営が大切だと言われるが、やめる経営も大切だと言われている。
なにかをやめなければ、攻める経営が出来ないからだ。

やめる経営をするには、勇気がいる。
なにかをやめると、売上が下がる。だいたいの経営者は、外野に、「売上を下げたあの社長は能力がない」と陰口をたたかれるのを嫌がる。
ところがわたしは平気だった。
物販をしていても、売上はあれど利益も面白さも未来もない、そう確信していたからだ。

物販をやめたからこそ、つまり、やめる経営をしたからこそ、私たちの会社は、新しい分野で攻める経営をすることが出来た。
なにかをやめなければ、攻める経営は出来ないのだ。