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私たちの会社のセールスは、見積書作成や受発注処理を、正社員の内勤業務にしてもらっている。だからセールスは社外で、モバイルワークする必要がない。そういう意味で、私たちの会社のセールスの直行直帰は、単なる直行直帰であって、モバイルワークではない。つまりテレワークではない。
私たちの会社では直行直帰を忌み嫌っている。理由は、人心が乱れるからだ。
私が入社した頃、直行直帰をゆるされた社員がふたりいた。
いったい外でなにをやっているのか分からなくなっていたので直行直帰を禁止すると、彼らは大騒ぎして会社に文句を垂れてきた。
不埒な彼らにとって、直行直帰は既得権になってしまっていたのだ。
いま直行直帰をゆるしている社員はいない。会社から直行直帰を命じることはあるが、その場合でも、直行直帰者は朝に夕にちゃんと自宅を出ているかを確認されている。
創業者からよく聞かされていたエピソードがある。
創業者は50年前、当時営業のリーダーを任せていた社員に、数人の社員とともに独立され、お客様も奪われるという裏切りに遭った。その裏切り者は、会社を去る半年くらいまえから直行直帰を繰り返し、自宅の電話番号もかえてしまって連絡もとれない状態だったそうだ。じぶんが独立したらこの会社はつぶれるから我々と商売するべきだなどと言って仕入先をまわっていたのだという。
このようなこともあって、私も直行直帰には良いイメージを持っていない。
ところで、テレワーク、つまり社外で仕事とはおかしな話だ。あれだけうるさかったコンプライアンスも、いまは昔の話なのか。
私たちは、まだテレワークを実施していない。 私たちはテレワークを、遂に打つ手がなくなった時の最後の一手と位置づけている。
なぜなら、濃厚接触ゼロを維持する方法を、まだまだ諦めずに考えていれば、打つ手は無限にあるからだ。逆に諦めてしまえば、打つ手はひとつ、もしくはゼロになる。
しかしテレワークせざるを得ない事態も想定して、テレワーク候補社員(内勤業務の方々の一部)に対し、以下の準備をしている。
① 自宅用パソコンとプリンターを用意。
② 自宅から社内基幹システムにアクセスする方法をマスター。
③ zoomでのやり取りに習熟。
また現在、テレワークをせず、濃厚接触ゼロを維持するために、私たちは以下のことを実施している。
① 全社員に毎週5枚のマスクか、フェイスシールド1個(6月中旬配布予定)を支給。
② 社内での座席は、全社員2メートル空けて使用。
③ 社内でのコミュニケーションは100%、2メートル以上空けるか、zoomもしくは会社支給ケータイで行う。
④ フロアは、扉や窓を開け常時換気。
⑤ ワンフロアに、次亜塩素酸水噴霧器を小型7台、大型1台設置。
⑥ 全社員に、次亜塩素酸水1リットルと携帯用スプレーボトル30ミリリットル1個を支給。
⑦ 全セールスに、商談時使用する超小型次亜塩素酸水噴霧器1個(6月中旬配布予定)を支給。
⑧ 7割の社員が車をひとりで運転し出勤。1割の社員が徒歩通勤。2割の社員は時差電車出勤、もしくは乗客が少ない路線の電車で定時出勤。