自分が言いたいことを強調したいような時、否定語やマイナス言葉をつかって強調しようとするひとがいる。

たとえば、成功するコツを伝えたいような時には、「こうしたら成功する」と言うべきだ。

しかし否定語をつかって内容を強調しようとするひとは、「こうしないと成功しない」と言ってしまう。

成功という肯定的な話について話をしているにも関わらず、否定語をつかってしまうと、喋っている本人はその内容を強調しているつもりでも、聞いているほうは否定語に気をとられてしまって、話の内容の印象が薄れてしまう。

また、マイナス言葉をつかって内容を強調しようとする場合も同じだ。

「成長できるようにバックアップしていく」と言えば良いのに、「つぶれないようにバックアップしていく」と、マイナス言葉をつかって伝えたいことを強調しようとするひとがいる。

この場合も、相手は内容よりもマイナス言葉のほうに気をとられて、話の内容の印象が薄れてしまう。

自分が言いたいことを強調したいような時こそ、否定語やマイナス言葉をつかわずに話すべきなのだ。