マネジメントメッセージ

マネジメント・メッセージ 2019年5月(1/3)

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部下・後輩を教育してくれている先輩たちは、以下のことをよく腹に落とし込んでおいていただきたい。

部下・後輩への教育が営業トーク的なものであったとしても、『経験的』知識のない新人社員に、先輩が自身の『経験的』知識ばかりを語り教えるというのは、意味がない。意味がないどころか、それは最悪の場合、毒でしかない。

先輩から彼らの『経験的』知識を聞いたとしても、『経験的』知識のない新人社員は、自信を失うだけだ。
先輩の『経験的』知識を聞けば聞くほど、新人社員は臆病風に吹かれて、「大変そうだな。わたしにはまだまだ出来そうにないな」「俺はまだそこまで出来ないから、PRするのやめとこうかな」となるのが関の山だ。

先輩が部下・後輩に語り教えるべきこととは、新人社員が、「これ、PRしてみよう」「この話、お客様にしてみよう」と思い『行動する姿勢、スピリッツ(=自信)』だ。

『経験的』知識とは、自身が経験してはじめて身に付く類いのものだ。
新人社員に『行動する姿勢、スピリッツ(=自信)』があれば、新人社員は経験できる。経験できれば、新人社員は必ず自らの経験を知識とし、自信を確信に変えていける。
逆に、『行動する姿勢、スピリッツ(=自信)』がなければ、新人社員は行動も起こさず、臆病風に吹かれてなにもせぬまま、妄想に殺(や)られていくだろう。
部下・後輩に語り教えるべきこととは、『経験的』知識ではなく、『行動する姿勢、スピリッツ(=自信)』なのだ。

部下・後輩を教育してくれている先輩たちは、以上のことをよく腹に落とし込んでおいていただきたい。