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私たちは、クラウド型情報システムを導入した。この情報システムを私たちは、humint(ヒューミント)と命名した。humintとは、human intelligence(ヒューマン インテリジェンス)の略語で、“人が人に接触して行う人間による情報活動”という意味だ。
私たちは、“人が人に接触して行う人間にしかできない情報活動”を、よりダイナミックに行うためにhumint(ヒューミント)を導入したのだ。
私たちの仕事は、自分の身の回りにある決まったものだけを売る販売業ではない。従来私たちの仕事であった地域密着型の仕事を今や肩代わりしているeコマースでもない。私たちの仕事は、エンジニアリングセールスだ。
私たちは、お客様の理想と現実のギャップ、つまり課題をお聞きし、もしくは仮説を立て、お客様に商品紹介をする。お客様が私たちの商品紹介に興味を持たれれば、私たちは最適かつ最速の対応で、お客様や仕入先様と商談を重ね、お客様の理想と現実のギャップを埋めていく。そして、お客様に私たちを選んでいただき、私たちから商品やサービスを買っていただく。このようなプロセスを踏む仕事が、エンジニアリングセールスだ。
このプロセスの要(かなめ)は、人が人に接触して情報活動するところにある。これは決して人工知能やロボットにはできない情報活動だ。つまり、人が人に接触して行うエンジニアリングセールスという仕事は、人間にしかできない仕事なのだ。
話を戻そう。私たちは、クラウド型情報システムを導入した。この情報システムを私たちは、humint(ヒューミント)と命名した。humintとは、human intelligence(ヒューマン インテリジェンス)の略語で、“人が人に接触して行う人間による情報活動”という意味だ。
私たちは、“人が人に接触して行う人間にしかできない情報活動”を、よりダイナミックに行うために、このhumint(ヒューミント)を導入した。
humintに私たちの営業活動のプロセス、つまり、“人が人に接触して行う人間による情報活動”が貯まっていけば、私たちのエンジニアリングセールスとしての引き出しは、爆発的に増える。成果が出ていない者も、成果が出ている仲間の営業活動のプロセスをhumintで見れば、それによって自身の引き出しを増やしていけるからだ。私たち一人一人が引き出しを増やしていくことで、私たちはお客様に、より最適かつ最速の対応を提供することが出来る。
また、上司と部下との間で行われる対話も、爆発的に速くなる。上司と部下がお互いにhumintを見ながら対話を行えば、いきなりトップギアで対話ができるからだ。humintに文章入力しておけば、「これ、もう少し詳しく話してくれるかな?」などといちいち質問するようなつまらない時間がなくなる。これによって上司と部下の対話が速くなり、私たちはお客様に、より最適かつ最速の対応を提供することが出来る。
それには、humintに情報活動を文章入力する者たちの、高いレベルの仲間意識が必要不可欠だ。humintに文章入力する情報活動の内容を、後からそれを読むひとを想定せずに入力しているようでは、入力する本人にしか分からないメモ書きレベルで入力しているようでは、後からそれを読むひとにとって、それはちんぷんかんぷんなものでしかない。それでは、humint導入の意味がなきものになってしまう。
しかしながら、私たちには今、既に、高いレベルの仲間意識がある。私たちには、“成功事例の共有が出来る”という強み、仕組み、土壌がある。だからこの心配は杞憂だろう。
2030年には現在人間がやっている仕事の49%が、人工知能やロボットに代替えされていると予測されている。私たちは、“人が人に接触して行う人間にしかできない情報活動”を、よりダイナミックに行うためにhumint(ヒューミント)を導入した。エンジニアリングセールスとして、人工知能時代・ロボット化時代を生き残るためにhumintを導入したのだ。
更に、私たちには今、既に、“成功事例の共有が出来る”という強み、仕組み、土壌がある。この強みは、私たち全員で築き上げた強みだ。仕組みだ。土壌だ。それだけで私たちは自信を持って良いと思う。あとは私たち一人一人が、humintをダイナミックに使っていくだけだ。そして、それほど遠くない近い将来、日本一のエンジニアリングセールスとなるだけだ。