マネジメントメッセージ

マネジメント・メッセージ 2015年6月

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私たちの仕事の本分は、ご用件を承ってゆくことにある。
たとえば、<お客様から承った質問を、精確にメーカー様にお伝えし、メーカー様から承った回答を、精確にお客様にお伝えしてゆく>ということに代表される、メーカー様とお客様のあいだで双方のご用件を承ってゆくことにある。
私たちの仕事の本分は、社外だけではなく社内でも同じだ。社員であれば新入社員も社長も皆が会社から仕事を承っている。
しかし、承った仕事をやっつけでして、それをうけてつぎに仕事をするひとに渡しているようでは話しにならない。こんなことでは仕事を承っていることにはならない。

仕事をきちんと承れないひとの特徴はただひとつだ。
彼らは見直しをしない。承った仕事を見直しもせずに、それをうけてつぎに仕事をするひとに渡してしまう。
そんな彼らでも、たぶん小学生のころ作文は、きちんと見直しをしたあと先生に提出していたはずだ。
ひとは歳を重ねるごとにめんどくさがり屋になってゆく。
ひとは歳を重ねるごとに重要な仕事を任されてゆく。
このジレンマと私たちは戦う。

この戦いに勝つ為に必要なのは、責任感ではない。
きちんと見直しをしたあと先生に作文を提出していた小学生のころを思い出すことでもない。
この戦いに勝つ為に必要なのは、プライドだ。
自分の仕事をうけてつぎに仕事をするひとに、「あいつ、なんて雑な仕事をしてるんだっ、まったく!」だなんて意地でも思わせたくないというプライドだ。
自分の仕事ぶりを、家で、実家で、応援してくれている家族や友人に、「なんて雑な仕事をしてるんだ・・・・応援してるのに・・・・なんか悲しくなってくるよ・・・・」だなんて意地でも思わせたくないというプライドだ。

私たちはプライド通りの仕事をする為に、次に挙げる2つのイメージをする。
1.自分の仕事をうけてつぎに仕事をするひとをイメージする。
2.私たちを応援してくれている家族や友人をイメージする。
この2つのイメージを強くするだけで、私たちはプライド通りの仕事を完遂できるようになる。自分が承った仕事をうけてつぎに仕事をするひとに、「さすがだな!あいつともっと仕事がしたいな!」と思ってもらえるようになる。