マネジメントメッセージ

マネジメント・メッセージ 2017年11月(2/2)

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≪組織の絆≫は、役職から発する『縦の串』と『横の串』で編まれる。
これを軽視する者は、自らの役職を軽んじている者だ。
この『縦の串』と『横の串』が、私たちの会社では機能しているか?

たとえば、私たちの会社の営業部の『縦の串』がどこから発するかというと、
1.営業本部長
2.1ブロック長
3.2ブロック長
4.中四国支店長
5.DTAマネージャー
6.工事メンテナンス室
7.FA推進室
8.リマシン室
9.切削加工室
この9箇所を起点に発する串が、営業部の『縦の串』だ。

つぎに、『横の串』がどこから発するかというと、それはモデル社員からだ。モデル社員とは、営業部以外の主任・係長も含めた主任・係長全員の総称だ。
このモデル社員を起点に発する串が、私たちの『横の串』だ。

この『縦の串』と『横の串』で編まれた≪組織の絆≫で、社員を育てていくイメージを持ってもらいたい。
この『縦の串』と『横の串』が、私たちの会社では機能しているか?
一瞬機能しては、機能停止してしまってはいないか?
そもそも串が発せられていない起点はないか?
串が起点から発するとは、各起点が、社員に『コミュニケーション』を取っているかに尽きる。
『コミュニケーション』とは、社員の話を聞き、自らの失敗談をし、社員の心のなかにひとの話を聞くスペースをつくってから、指導しているかに尽きる。

串が発せられているかいないかは、『コミュニケーション』を取っているかいないかは、社員の成長に対して、各起点がどう思うかで一目瞭然だ。
上記のような『コミュニケーション』が充分に出来ていないひと(起点)は、必ず社員が成長していないことを、社員のせいにする。もしくは、まったく真因ではないことを真因だと思いこもうとする。
社員が成長しない真因は2つしかない。
採用時のアンマッチか、各起点からの『コミュニケーション』不足、このどちらかしかない。この2つしかないのだ。

≪組織の絆≫は、役職から発する『縦の串』と『横の串』で編まれる。
これを軽視する者は、自らの役職を軽んじている者だ。
この『縦の串』と『横の串』が、私たちの会社では機能しているか?