工場施設工事・完成請負商社 生産技術・保全技術代行商社 吉岡興業株式会社

スタッフ紹介一覧へ

代表取締役 吉岡 洋明

〈ツトムくんとハナちゃん〉
当社自慢のキャラクター、ツトムくんとハナちゃんです。この子たちに恥じない会社となっていきます!



<いまいてくれる社員のお陰>

20年ほどまえ私が入社する際、社長をしていた父は、当時おられた名ばかり役職者の方々に、「息子はまだまだ君たちと比べて仕事ができないから助けてやってくれ。頼むよ。あいつを支えてくれたら、君たちを将来~~~」的なことを言っていたようだった。
このような息子に対する謙虚さというものを、民度の低い名ばかり役職者の彼らは、ただ真に受けた。「社長がそんなふうに言ってくれるのなら、その仕事のできない息子さんを助けてがんばろう」というような方はいなかった。
父の息子に対する謙虚さを聞いて、民度の低い名ばかり役職者の方々は、「ラッキー、これで横領もばれないぞ」と喜んだ。「処理をいいかげんにしていたせいで、何千万円にも膨れ上がった未回収金についても、今まで通りテキトーなことを言っておけばしのげるぞ」と小躍りもした。「ナガレモノの売上以外なんにも俺にはないけれど、これからも大きな顔をしてカラ威張りしていられるぞ」とニンマリしたり、「未回収金が3億あったり、不良在庫が8000万あったり、借入金が13億もあるけれど、今まで通り真剣なふりをしておいたら、まだまだ誤魔化せそうだぞ」と胸を撫で下ろす経理マンもいた。
入社して3ヶ月も経った頃には、私はそのすべてにメスを入れ、外科手術的なことをしていた。私のことを何もできないバカ息子だと思おうとしていた民度の低い役職者の方々は、あまりのギャップに絶望したと思う。
横領していた者、未回収金だらけだった者、ナガレモノの処理以外何もできない者、ずさんな経理マンたちは、全員会社を辞めていった。
あの頃のような民度の社員は、いまいない。あの頃のような民度の会社では、いまはない。それは私の功績ではなく、いまいてくれる社員のお陰だと、こころの底から感謝している。

  • 〈志ん生の落語〉
    志ん生の落語が好きです。なんとも言えない可笑しみと水のような悲しみが、令和の今でも沁みるのです。

  • 〈警察官〉
    生まれ変わったら警察官になります。殺人を犯しながら逃亡を続ける犯人を捕まえ、その時必ずや、「早く捕まえてやれなくて、悪かったな」と言います。

  • 〈宮本輝・小川国夫〉
    宮本輝には、10代救われました。小川国夫には、20代救われました。

  • 〈辻邦生・石川淳〉
    30代、40代前半は、辻邦生や石川淳の物語に忘我いたしました。

  • 〈葉室麟・藤沢周平〉
    葉室麟には40代後半、救われました。藤沢周平には、遅まきながら50代の今、救われています。

  • 〈ボクシング漫画〉
    ボクシング漫画の名作です。この作品たちが、私の凶暴さや優しさを育んでくれたのです。

  • 〈稲盛和夫氏〉
    この方がいなかったら、私はもっとダメな経営者になっていたことでしょう。。。

  • 〈本〉
    本が好きなんだと思います。

  • 〈くちなし〉
    くちなしの花の甘くて粉っぽいバター飴のような香りが好きです。あと三ヶ月で咲きます。

  • 〈沈丁花〉
    沈丁花の花の、ちょいと癖のある清しい香りが好きです。一ヶ月ほど前、散りました。

  • 〈松田優作〉
    松田優作と誕生日が同じ、が誇りです。だからリタイア後、探偵になることを決めたのかも知れません。