ポケベル、Windows、PHS、ケータイ、メール、スマホ、iPad、この二十数年で仕事道具はどんどん進化しているのに、それほど極端に仕事は楽になっていない。
その理由は簡単だ。仕事をやっているのが人間だからだ。
人間は必ず寝る。人間が寝るたび、仕事は停まる。それがボトルネックとなって、仕事道具が進化しても、人間がやる仕事の生産性はそれほどよくならないのだ。
しかしながら２０３０年には、今人間がやっている仕事の半分が人工知能に代替可能となるようだ。人工知能は寝ないから、人工知能がやる仕事の生産性は爆発的に上がるだろう。
そうであれば私たち人間は、人工知能では生産性が上がらない仕事を今のうちからやっておかなければ、２０３０年にかけて失職することになる。
人工知能では生産性が上がらない仕事……。
これに今チャレンジしていることを、この背景を、私たちは肝に銘じておかなければならない。