マネジメントメッセージ

マネジメント・メッセージ 2016年10月(2/2)

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「あれどうなってる?」と、やたら上司から部下に聞いてまわるのは良くない。

部下の〈報連相〉能力が著しく低下するからだ。

上司から部下に、「あれどうなってる?」と聞いてしまっていると、部下にとって〈報連相〉とは、聞かれた

ら答えるものとなってしまうからだ。

〈報連相〉とは、聞かれたら答えるというような受身的なものではなく、部下が起点となって上司に発信して

いく能動的なものだ。

〈報連相〉が、聞かれたら答えるというものに堕してしまったら、そのような部下を持つチームは、やがて起

こるトラブルに対して、組織で事に当たれず大失敗をやらかしてしまう。

そのためには、上司から部下に、「あれどうなってる?」と部下に自ら聞いてまわるようなことをやめるべき

だ。

どうしても上司から部下に聞かなければならないような場合があれば、「ぜんぜん<報連相>がないから、仕

方なく聞くんだけど……」と、嫌みのひとつでもまず言ってから、聞くべきだ。