私たちは、高い山を登っている。ひとりで登っているようでは登頂できないどころか、死んでしまうレベルの高い山を、私たちは登っている。
誰かひとりの準備不足が、私たちの死につながる。誰かひとりが倒れたとき、その代わりをするのが嫌だというひとがいても、私たちの死につながる。私たちが登る高い山とは、そんなイメージの山だ。

それならば、高い山など登らなければいいと思うかも知れない。しかしながら、私たちはそうもいかないのである。
今、時代はネットの時代であり、人工知能に人間の仕事が取られていく時代だ。つまり、人間の力に頼らないで済む仕事が儲かる時代なのだ。これが今という時代の時流なのである。
であるのに、私たちはこの時流に反し、逆行し、人間の力によって仕事をし、儲けていこうとしている。これが高い山でなくてなんであろう。

再度言う。
私たちは、高い山を登っている。ひとりで登っているようでは登頂できないどころか、死んでしまうレベルの高い山を、私たちは登っている。
誰かひとりの準備不足が、私たちの死につながる。誰かひとりが倒れたとき、その代わりをするのが嫌だというひとがいても、私たちの死につながる。私たちが登る高い山とは、そんなイメージの山だ。