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【愛社精神】を持つということは、私たちがサービス業に従事している限り、至極当然のことである。
【愛社精神】とは、私たち一人一人の【プライド】のことだ。【愛社精神】とは、働いている会社の社長が大好きだとか、仲間が大好きだとか、そんなこととはまるで関係がない。また、そんなことを言っているひとに限って、【愛社精神】のかけらもないことが多い。
ではなぜ、【プライド=愛社精神】なのか?
そのまえに、当たり前のことではあるが、外部の方が私たちをみるとき、外部の方は私たちを通して私たちの会社をみている。
電話をかけてこられた外部の方などは、特にそうだ。その電話に、二人の社員が同時に出て対応するようなことを私たちはしない。必ず一人の社員が電話に出て対応する。外部の方は、その一人の社員を通してのみ、私たちの会社をみることになる。
であれば、外部の方にとって、電話に出た一人の社員の誠意ややる気が、私たちの会社そのものになってしまうであろうことは容易に想像出来る。
そこで、【愛社精神】である。私たちの【愛社精神】は、外部の方への、私たち一人一人の対応のなかに現れる。
お客様につまらない対応をしてしまえば、お客様は私たちの会社に悪い印象を持ち、お客様に良い対応が出来ていれば、お客様は私たちの会社に良い印象を持つ。
「おれがお客様につまらない対応をしたことで、お客様が会社に悪い印象を持ってしまうようなことだけは絶対にいやだ!」という【プライド】を私たち一人一人が持っていれば、私たち一人一人には【愛社精神】があると言える。「おれがお客様に良い対応をしているから、お客様は会社に良い印象を持ってくれているんだ!」という【プライド】を私たち一人一人が持っていれば、私たち一人一人には【愛社精神】があると言える。これが【プライド=愛社精神】のメカニズムだ。
サービス業に従事する私たちには、お客様の理想と現実のギャップに対して最速かつ最適な対応を行い、お客様からの用件をお客様に先んじて承り消し込んでいくことが求められている。
求められている役割を、私たちは【プライド】にかけてこれからも果たしていく。つまり、【愛社精神】を持って果たしていく。