非があることについて指導されても、それが腹に落ちていないと私たちはどうしても、内心「うるさいなあ。くどくど言うなよ」と思ったり、表面上「はい。。。はい。。。」と受け流したり、「スミマセン」「ゴメンナサイ」と謝るそぶりだけみせてみたり、そんなつまらないことをしてしまいがちだ。

そんなことを繰り返していても、人間としての成長や社会人としての成長は皆無だ。自身の成長のノビシロとは裏を返せば、今うまくいっていないことであり、現時点で能力が不足しているようなことに他ならない。思い通りにならない不愉快なことを自身の成長のノビシロへと転化させるには、精神的な強さではなく、切り替えの技術が必要だ。今うまくいっていないことや現時点で能力が不足しているようなことが、自身の成長へのヒントであり原動力なのだ、と切り替えてしまう技術が必要なのだ。

あらゆる技術はイメージと共に在る。今うまくいっていないことが成長へのノビシロ、そのイメージを持って仕事をすることで、この切り替えの技術は身に付く。日々、切り替えの技術の訓練を、怠らずに繰り返せば。