誰かのために頑張るなんて発想は、だれかに依存し過ぎの考え方だ。
一方で、世のため人のために存在しようという意志は、ひととして大切な軸だ。
要は、誰かのために頑張るなんてことは当たり前で、そんなことをいちいち口に出しているようでは依存的だということだ。

なくてはならない存在になる、というのも依存的な考え方だ。
生まれたときからひとは唯一無二の存在なのだ。
そんなことを今さら他者に言って聞かせている時点で、他者に依存している。
私たちは、生まれた時から既に、なくてはならない存在なのだ。

じぶんの人生の主役は、じぶんだ。
映画なら主演、監督、脚本、照明、録音、編集、プロデューサー等々、ぜんぶじぶんだ。その真実真理にさからって、他者に依存しているようでは、人生も仕事もうまくいかない。
一喜一憂しては空回りし、空威張りしては勝手に落ち込む、そんなつまらない人生だけはご免こうむりたい。