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私たちには戦略がふたつある。
少子高齢化により市場がシュリンクし雇用もままならない今、私たちが永遠に存続し楽しんで仕事をしていくには、「生産性を上げる」、これがひとつめの戦略だ。
私たちは「生産性を上げる」、つまり、最小人員で生産性を上げるイメージを持つ。
それは人員を減らすということではない。
人員を適材適所に配置するということだ。
適材適所とは、人員が機能する場所のことだ。
適材適所を楽しめる人員が、会社に貢献してくれている人員だ。
「生産性を上げる」ことで、会社は、会社に貢献してくれている人員に報いていくことが可能になる。
ふたつめの戦略が、「適材適所で分をわきまえる」だ。
「適材適所で分をわきまえる」とは、自分自身が仕事において、「まわりに感謝できるか」、「まわりに感謝されるか」、いずれの道を行くのかを、まわりに決めてもらうことと同義だ。
「まわりに感謝できる」ようなひとは、お客様にも、仕入先様にも、仲間にも、常に好印象をもたれていて業績にもそれが反映している。
普段から自分自身が体と心と時間をつかって他者に尽くしているからこそ、彼は他者からの施しにも気づけ、「まわりに感謝できる」のだ。
逆に、「まわりに感謝できない」ひとは、「まわりに感謝される」側にまわれば良い。
「まわりに感謝される」には、まわりの方々の仕事をお手伝いすれば良い。
また、まわりはまわりで、そのようなひとを当たり前に思わないことも大切だ。
「まわりに感謝できるか」、「まわりに感謝されるか」、いずれの道を行くのか、まわりに決めてもらったその道を楽しむことが、「適材適所で分をわきまえる」ということだ。
私たちは、「生産性を上げる」、「適材適所で分をわきまえる」、このふたつの戦略で、これからも難局を突破する。
私たちは永遠に存続し、楽しんで仕事をし、会社に貢献していく。
そして会社は、会社に貢献してくれている人員に報いていく。