装丁家の鈴木氏は、「本をヒットさせるなら、あの人に頼むべし」と言われるブックデザインの第一人者です。読者の目を引き、手に取らせるデザインで、年間700冊を世に送り出しています。原稿を日々読み、決して妥協を許さずにデザインをひねり出していました。鈴木氏は、「期待されるとうれしい」という考えで仕事を行っていました。期待されるということは信頼されているという証です。期待に応えられないことを不安に思わずに、期待されているならば、期待の更に上を行く結果を出す気持ちが大事だと考えさせられました。