教育訓練レポート

教育訓練レポート『運命の船「宗谷」発進』(松田 和子)

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昭和30年未知の大陸南極観測計画は壮大なプロジェクトとして動き出しました。しかし、2年後の観測に参加するには苦難に満ちた道のりでした。日本の観測地は南極屈指の難所のため、強靭な船が必要でした。しかし、予算も時間もなく輸送船に選ばれたのは、中古船「宗谷」でした。「宗谷」が南極に向けて出航出来たのは、日本国民が一丸となり、職人たちが意地を賭けて船の改修に立ち上がったからです。組織も仕事も人で成り立っています。全員でベクトルを合わせ心を一つにすることが大事です。