教育訓練レポート

教育訓練レポート『レーザーメス開発に関する仕事』(矢野 由里香)

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昭和40年代の脳腫瘍の手術では大量の出血に悩まされ、腫瘍の摘出が困難で余命宣告せざるを得ない事もしばしばでした。そんな中、脳外科医の滝澤氏はレーザーを使った医療機器の開発を始めます。開発当初のレーザーは3mもの大きさで、故障ばかりし医療機器として使い物になりませんでした。しかし医師の滝澤氏と技術者達は改良を重ね、昭和54年にレーザーメスを使用した手術を成功させました。医師と技術者が人の命を救うという目標に向ってコミュニケーションをとり開発する事で、多くの人々の命を救う事が出来るようになったのです。