＜ヘルパー制度＞を導入した。
＜ヘルパー制度＞とは、「あなたが出来ないことは、わたしたちがやります。わたしたちに出来ないことを、あなたはしてください」という制度だ。
人には何かしら、得手不得手、出来る出来ないがある。
もちろん、今出来ないことを修練し、出来るようになることがいちばん望ましい。
しかしながら運動でも勉強でもそうだが、いくら努力しても出来るようになれないことがあるのが人間だ。
だから私たちの会社には、「あなたが出来ないことは、わたしたちがやります。わたしたちに出来ないことを、あなたはしてください」という＜ヘルパー制度＞があるのだ。

ヘルパーは、苦手なことがある仲間を文字通り助ける。
ヘルパーは、苦手なことがある彼がそれをやり終えるのを見届ける。
もしくはヘルパーは、彼の苦手なことを代わりにやってあげる。
彼はヘルパーに感謝し、自分の得意分野で報恩していけば良いのだ。
それが、「あなたが出来ないことは、わたしたちがやります。わたしたちに出来ないことを、あなたはしてください」という＜ヘルパー制度＞の真髄だ。
一人では生きていけないから、会社で働いているのが私たちだ。
この真実に基づいて、私たちは『大家族主義』という理念を世に顕現させるために、＜ヘルパー制度＞を導入したのである。