教育訓練レポート

教育訓練レポート『アンコールワット 再生を誓う絆』(板倉 英里)

教育訓練レポート 一覧へ

内戦により崩壊したアンコールワット。修復には数十年かかると考えた日本の遺跡調査団は、現地の若者を育てる必要があると決断します。しかし長きに渡る内戦で教育の質が低下したことで、自国の歴史を知らない若者たちは、遺跡修復の仕事は稼ぎの少ない仕事だと言って次々に辞めていきました。そこで一計を案じ、先祖の築き上げてきた文化の素晴らしさを若者たちに伝えることで、若者たちの中に「俺たちの遺跡は俺たちが守る」という自覚が生まれ、若者たちは修復作業に真剣に取り組むようになりました。まさに『自覚に勝る教育なし』です。自覚することで、自責の念で行動できる人間に成長して参ります。