マネジメントメッセージ

マネジメント・メッセージ 2021年7月(5/10)

マネジメント・メッセージ 一覧へ

営業部の部下の直属の上司ともなると、
①部下の数字の比較分析、
②部下が担当する客先への訪問、
といったことが大切な仕事になる。

①の「部下の数字の比較分析」に必須なこととは、たとえばの話だが、前期と前々期の数字といった数字の比較を行うことだ。また比較に不可欠なこととは、数字の中身の精査を行うことだ。
これらは直属の上司の仕事だ。これらを部下任せにしてはならない。これらを部下に任せてしまうと、直属の上司は部下に正しい指示が出せなくなる。
直属の上司は、自ら行った「部下の数字の比較分析」を基に、正しい指示を部下に出し、部下を動かしていくのだ。

また、②の「部下が担当する客先への訪問」を行うことで、直属の上司は、部下とお客様の関係や距離を感じ取ることが出来る。
部下が決まったお客様ばかりを訪問していないか、という視点は非常に重要だ。 部下が、五人のキーマンのうち一人のキーマンしか訪問していないとしたら、あと四人のキーマンぶんのノビシロがあると言えるからだ。
決まったお客様ばかりを訪問していると、おなじお客様に、「あの案件、どうなっていますか」「いま何かございませんか」と何度も何度も聞いて、(こんなのはヒアリングでもなんでもない!)、 鬱陶しがられるだけだ。もしくは、お客様に鬱陶しがられるのを避けて、お客様のニーズを探りもしない、お客様に呼び水としての商品やサービスのPRもしない、ないない尽くしの営業マンになってしまうだろう。

繰り返す。
営業部の部下の直属の上司ともなると、
①部下の数字の比較分析、
②部下が担当する客先への訪問、
といったことが大切な仕事になるのだ。