教育訓練レポート

教育訓練レポート『料理人たち 炎の東京オリンピック』(矢野 由里香)

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昭和39年に開催された東京オリンピックでは、世界中から集まる選手たち7000人に食事を提供しなくてはなりませんでした。当時、日本の料理力は未知数で、世界から不安視されていました。その中で帝国ホテルの料理人村上信夫氏をリーダーとした300人が集められました。村上氏は、知識の全くない国の料理は在日大使館に赴き、調理方法を学びました。そして自身の知識や経験を基にレシピを作成し、300人の料理人に教えました。村上氏は、知らないことは自ら学びに行き、自身の知識を全員で共有し、全員の力を高める事で、日本の料理人の力を世界に認めさせる事が出来たのです。