営業という仕事に必要なのは、お客様との人間関係だ、というのは嘘だ。
しかしながら、こんな嘘をつくようなひとは、売上の悪い理由をお客様との人間関係がまだできていないからとは決して言わない。
彼はそのお客様と普段から趣味の話や世間話ができているから、人間関係ができていると勘違いしている。 だから彼は売上の悪い理由を、景気のせいや同業他社のそのお客様との行き過ぎた癒着のせいにする。
まったく見当ちがいも甚だしい。彼になぜこんな見当ちがいが起こるのか。
それは営業という仕事に、彼がイメージするところの人間関係なんてものは必要がないからだ。
お客様と人間関係ができていると思い込んでいるのに成績があがらないセールスはよくきいておいて欲しい。
営業に必要なのは、仕事を通して築かれていく人間関係だ。お客様とお会いするたびに趣味の話や世間話ができているから、営業に必要な人間関係ができていると勘違いしてはならない。
お客様は仕事を通して築かれた人間関係いがい興味がない。
営業という仕事に必要な人間関係を、仕事を通して築いていくのに大切なのは、お客様のお役に立ちたいという熱意を、継続して、お客様に言動で表していくことだ。