マネジメントメッセージ

マネジメント・メッセージ 2020年7月(7/10)

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フランス革命期から19世紀前半にかけてフランスの外交を担ったタレーランの仕事で有名なのは、 ナポレオン戦争後のウィーン会議で敗戦国フランスの地位保全を果たしたことだ。
その彼が若い外交官に与えた警句がある。
「あなたの仕事について、怒りや興奮に身を任せてはいけない」だ。
20世紀のイギリス外交官ニコルソンはこの警句を引いて、「交渉という任務には不愉快な相手の愚鈍、不誠実、野蛮、または自惚れに直面するときがあるが、交渉者は怒りや興奮を示すことを避けねばならない」と記した。
いつの世も、どのような仕事でも 、交渉時には「怒り」や「興奮」に身を委ねず、自身は「平静」「上機嫌」「忍耐」的であることを忘れてはならないのだ。