私たちは日々、まったく論理的ではない自身の思考に洗脳され続けている。
その理由として、私たち人間があまりに自己中心的すぎて自身のこととなるとあまり客観的ではないことと、もうひとつ、真因というものは色々なものに覆い隠されていることがあげられる。

たとえば、「勉強熱心な営業マンは、営業成績がいい」と自己洗脳してしまっているひとがいる。
実体験としてそれは、無い。もしくは正確ではない。
デキル営業マンが、社内でメーカーのカタログを長時間熟読したり、ただ勉強のためにメーカーの技術に長電話している姿を見たことがない。
デキル営業マンは、よくお客様にメーカー同行する。なにか情報を掴んだら、すぐメーカー同行する。その際、デキル営業マンは、メーカーのよこで耳学問しているのだ。
逆にデキナイ営業マンは、なにか情報を掴んでも、お客様から請われるまでメーカー同行せずに単独訪問をたらたらと続ける。 いざメーカー同行しても、耳学問などまったくせずに、商品説明するメーカーのよこに座っているだけだ。