マネジメントメッセージ

マネジメント・メッセージ 2019年5月(2/3)

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部下や上司や同僚やお客様や仕入先様に、一生懸命話したのに伝えたかったことが伝わっていなかったというような経験はないだろうか。
それには理由がみっつあるのだが、それは伝える側の目力や語気にあるのではない。

理由のひとつめは、伝えたい内容に彼が費やした時間が、他の内容に費やした時間に比べて、長かったかどうかだ。
相手に確実に伝えたいならば、伝えたい内容は、他の内容に比べて、格段に長い時間を費やすことが大切だ。

理由のふたつめは、伝えたい内容について、彼が同じ語句を使って繰り返し話していたかどうかだ。
伝えたい内容について色々な語句を使って話すと、相手は混乱するだけだ。また、同じ語句を使って繰り返し話すと、必然相手は、その伝えたい内容が重要なことなのだと認識するものだ。

理由のみっつめは、相手に理解する能力がない、ということだ。
どうしようもない理由に思われるかも知れないが、経験上、伝える相手に理解する能力がないと分かっていれば、じぶんの伝える能力のなさに失望しなくてすむ。