教育訓練レポート

教育訓練レポート『鉄鋼材料における熱処理』(松田 和子)

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熱処理方法として、焼きなまし・焼きならし・焼き入れ・焼き戻しがあります。焼きなましは鋼を軟らかくすることを目的に行われ、加工ムラや割れを防ぐことができます。焼きならしは耐衝撃性などの機械的性質の向上を目的とします。焼き入れは鋼を硬くすることを目的に行われます。焼き戻しは焼き入れや焼きならしを行った鋼について硬度を弱め、粘りを増加させることを目的に行います。鋼材の多くは熱処理して使用され、熱処理条件の選び方で特性が大きく異なることを、今回の講義で学びました。