教育訓練レポート

教育訓練レポート『イマドキの若手社員 効果的な育成法』(田中 宏和)

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育成の目的とは、「相手が効果的に成果を出せる人材に育つための手助けをすること」と講師の阿部氏は仰っていました。相手の主体性が高ければ話は違いますが、最近はそうではありません。主体性とは自ら考えて学ぶ、動く力のことです。これは後天的に獲得する能力であり、持っていて当然の能力ではありません。主体性が低い相手には抽象論や精神論ではなく、具体的にどうしたらいいのかを教える必要があります。それには相手を知り、向き合い方を知り、方法論を知ることが重要です。向き合う際、威圧的な上司・先輩は部下のやる気を削ぎます。上司・先輩は部下のこころを尊重することが大切です。叱るとは、間違った行動を正しい方向へと変える手助けをすることです。反省させることではなく、行動の矯正が着地点です。これを間違えるとパワハラとなります。注意点には、言い方・短時間で終わらせる・他者の目が無い場所で11で行う・相手のこころをケアする等があります。そして叱った後は日常の空気に戻すことが重要です。同じ指導をしても相手との信頼関係が出来ていればパワハラにはなりません。今回の講義で、部下・後輩との信頼関係構築の大切さを改めて学び直しました。