今回の講義は、日本の資本主義を創った渋沢栄一氏についてでした。渋沢氏は、正しい利益とは道徳に基づいていなければ、瞬間的に儲けることが出来ても長続きしないと言われています。また、格差問題や労使対立など資本主義は万能ではありません。渋沢氏は、「富を得た者は社会から恩恵を受けたのだから、社会に貢献しなくてはならない」と考えていました。470社程の企業を設立しましたが、それ以上に慈善事業として500以上の福祉施設等の設立に尽力されました。これこそが渋沢氏の渋沢氏たる所以だと感じました。